Time To Go感想をつらつらと

2024年5月、初心者DTMer向けに作曲手法やプラグインのセール情報等を発信されているVirtual YouTuber「クランとリオン」様のチャンネルにて、「Time To Go」のリミックスコンテストが行われました。 M3 2024春にて頒布されたCD「本当のDTM」に収録されている楽曲で、このCDを購入した人のみが参加できる外伝、裏という位置づけのものでした。 題して「ウラリミコン」。

全曲視聴会では冒頭の90秒しか流れませんでしたが、6月14日の表彰者発表配信後、参加者の皆様が応募した提出版、またはリファイン版等をアップしてくださっています。 それらを視聴させて頂いた感想をまたまた書き連ねてみたいと思います。

毎度恒例の免責事項となりますが、私は語彙力に乏しく、言葉が足りない部分、または頓珍漢な部分など大いにあると思います。 ご容赦のほどお願い致します。

  • 紹介順は全曲視聴会のとおりです。
  • Twitter(現X)のTLやら#ウラリミコンでの検索などで見つけられたものを視聴させて頂いています。
  • YouTubeとSoundcloud両方にアップされている方はYouTubeの方を掲載しています(自分がYouTubeしかないので)。
  • 全曲視聴会のリンクはトワドさんのコメントを参照させて頂いています、ありがとうございます。

自分のが無いんだが?という方は申し訳ありません、教えてください、聴かせて頂きます。

前回(The Last Song)のはこちら

リンク

S.KT.さんが全曲視聴会を振り替えっての全曲感想を作成されています。 是非、併せてご覧ください。

感想

優唯愛 さん

大胆なピアノアレンジ。 おふたりが掛け合いをしているような、というコメントの通り、低音から高音まで実に重厚なサウンドが展開されています。 この分厚さは掛け合いならではですね。 イントロのメロディも美しいピアノアレンジが施されていて、原曲リスペクトからの発展を感じます。 目を閉じて聴いていると、広いホールで自分だけが演奏を聴いているような贅沢な気分を味わえました。

AqweeX さん

ゴリッゴリなギターサウンドが最高にカッコいい! イントロで左から右へと聴かせにくるのもまたイカしてますね。 何本も重なっているであろうギターが重厚で、ドラムとベースもまたしっかりとグルーヴを作ってノリにノれてしまう最高なバンドサウンドを奏でています。 このゴツいバンドサウンドに乗るクランさんの優しめな歌声がアンマッチなようで、でもきれいに馴染んでいてとてもステキ。 いやー、やはりライブで聴くべき一曲。

RND.K さん

なんかもうすげえンすわマジ。 しかし悲しいかな、このすごさを表現できる語彙力を私は持っていません。 CD「本当のDTM」に収録されていてもおかしくないし、原曲として存在しててもおかしくないでしょう。 低音から高音まで満遍なく散りばめられたサウンド、Liquid Funkの名のようなみずみずしさ、ただただずっと聴いていられる曲調、お手上げの手を上げることすらできそうにないです。 ありがとう…ただ、ありがとう…。

視聴者投票堂々の第1位、おめでとうございます!

logmug さん

時計の音から入るイントロが印象的。 単なる効果音としてだけでなく、楽曲を通してパーカッションとして有効に使用されているのが素敵ですね。 曲調もとてもポップで、それに合わせてキーも変更されていて世界をしっかり構築しているように感じます。 どこかのオシャレなカフェでコーヒーを飲みながらMV撮影しているような光景が浮かぶようですね。 個人的ベストオシャンティ賞!

視聴者投票第3位、おめでとうございます!

4nobeatz さん

ボーカルのエフェクトがとても大胆で度肝を抜かれます。 一部パート等をアクセントでがっつり変えるというのはよくあると思いますが、全編にわたってプライバシー保護的ボイスになっているのが印象的です。 はじめてのチュウみもありますね。 トランスのような曲調もノリがとてもよく疾走感にあふれます。 これは声も動画の絵もトランスしてるということか……なるほどお見事。

Damocles さん

すごくシンプルで、でもしっかりと聴かせにくるグルーヴがとても心地良いです。 霧雨が降るサイバーシティの夜の中をただ歩く、そんなエモみある空気を感じる気がします。 でも雨降ってないんだよな、不思議。 「Brave Alive」を繰り返すイントロもそんな世界にゆっくりを連れて行ってくれる雰囲気がありますね。 ゆったりと、そして明日への活力にもなりそうです。

すももの手 さん

こんにちは、私です。 奮発して勢いでSPITFIRE SYMPHONY ORCHESTRAを買ったので、オーケストラアレンジにしました。 ラップパートはやはり悩みましたが、イントロのメロディをなんとか入れられたかなと思います。 コメントについては「コードギアス奪還のロゼ」第1幕を見たので、そこから引っ張ってきました。 ちな、波形芸は入ってません。

よいち さん

トラップ的なリズムから、綺麗にマッチしたアコギサウンド。 BPMは原曲に比べて早めに調整されていますが、落ち着いたような雰囲気も纏っていてチルく聴けます。 そして何より、過去のコンテストから歌を拝借してる演出がニクイ。 そのおかげか、後半に行くにしたがってとてもドラマチックな仕上がりになってるように感じます。 ラップパートを最後にまとめるのもナイスアイデア。

夙夜∞夢寐 さん

オルゴールから入る演出はあっても、オルゴールのネジを巻く演出から入るのはなるほど確かに!となりました。 そして色んな楽器が合流していって広がっていく世界、とても綺麗ですね。 アコギとストリングスのマリアージュが本当に美しいです。 しっとりと落ち着いて、しかし踊れもするような感じがとても魅力的に感じました。

S.KT. さん

海賊感たっぷりのパイレーツスタイルリミックス。 稲妻から入る演出も荒波を潜り抜ける感あってカッコいいですね。 後半ではご自身の歌声を加工したパートが入ってるとのことで、各所に入ってる海賊ボイスもそうなのでしょうか。 いたるところにギミックが仕込まれていて、飽きない工夫が凝らされていることを感じます。 盛りだくさんなアイデアに唸りますね。

たいさ さん

街中の大通りから1本外れた路地裏で背中で語る系ハードボイルドダークかっこいいリミックス。 サビのときに右寄りで鳴ってるシンセが埠頭にいるような雰囲気にも感じられます。 ところどころでボーカルへのエフェクトも入れられていて、よりカッコいいサウンドに引立ててくれていますね。 闇を完全に支配したような空気、パネェんすわ。

tamano さん

ゴツく鳴ってるベースがイカつくてカッコいいですね。 リードシンセのサウンドや一定のリズムで刻んでるドラムと相まって、基本繰り返しなループ的な曲調にもかかわらず、独特なグルーヴを生んでるように感じます。 ボーカルもちょっと抑え気味のボリュームでLo-Fi感あるエフェクトも添えられていて、ゆったりとノれる気がします。 これまたスタイリッシュですねえ。

quilik さん

雨の音からのクランさんアカペラで始まるという演出。 聴いた瞬間に、その光景が一気に脳裏に広がる気がします。 ただシンプルにコードを奏でるというピアノの伴奏も楽曲のエモさに一役買ってる思います。 サビ後のドロップ?のメロディもキレイに響いていて実にスタイリッシュ。 ハットもよく聴くとちょくちょく左右に振られているのがニクいですね。

神薙 さん

神々しさも感じるような、神秘的な雰囲気を纏っていると感じます。 自分もこんな空気出したくてリバーブ深めにしてみたりすることあるんですが、全然コレジャナイ…になってしまいます。 熟練の技よ……。 ベースをはじめ、様々な音色がしっかりと全体を包み込むように配置されて初めて神秘的なサウンドが生かされるのかなと思います。 実践への道は遠い……。

一般G さん

これまた見事なチップチューン。 高音のベルっぽい音、サスティンで若干デチューンかかってる感あるゆらぎもステキですね。 こういう細かい調整もチップチューンでは大事だと思いますが、それらがしっかりとこのクオリティに繋がってると思います。 冒険を進めているようで、それでいてなんだか切なさも感じるような、そこはかとなく不思議な感じがします。 知る人ぞ知る隠れた名作ゲームに違いありません。

ドラゴンスレイヤー さん

原曲から速く設定されたBPMと四つ打ちのキックが疾走感を煽ります。 ボーカルへのエフェクトもかけっぱなし等ではなく、付けるところ付けないところしっかりしていて気配りの達人を見た気がします。 ラップパートにデチューンされたピアノの音色もありますかね。 デチューンしたサウンドはどうにも気持ち悪く感じてしまって入れるの諦めマンなんですが、カッコよく入れられていてこれは憧れます。 全体通してもうカッケェんすわ。

視聴者投票第2位、おめでとうございます!

だらにゃん さん

全体的にとてもかわいい感じに仕上がっていますね。 アルペジオサウンドと、周りを取り巻く色んなサウンドがきれいに重なっていて、すごく気持ちいいです。 ちょっとしたリラックスタイムに良さそうだし、お花いっぱいのガーデンでネコたちのネコたちによるネコたちだけのお茶会が開かれているようでもありますね。 そしてやっぱり「ニャー」に聴こえるシンセ、好き🥰

NCTRN さん

とてもサイケデリック、そして宗教感もあるような、実にミステリアスな雰囲気が繰り広げられています。 ラップパートはちょっとBREAK THE WALLみもあるような気もしますね。 個人的に、今回のリミコンの中でも特に異質な世界構築勢のトップクラスだと思います。 作りたいと思ってもなかなかできるものではない世界観、いやーお見事に尽きます。

Yu-ya.h さん

秒針の音からのリオンさんラップ、それにピアノが重なってさらにギターも乗ってくる。 それぞれのサウンドがとてもメロディアスでエモさベロシティMAXですね。 この曲をライブのしっとりパートに入れるかエンディングに入れるか、好みは分かれるかと思いますが、私は断然エンディング派になるでしょう。 幸せな気分のまま帰路に着ける、こんな素晴らしいことはないですね。

rezeik さん

ノリノリな南国ポップ! いやーこういうラテンのノリは聴いていて本当に楽しい気分になりますね。 原曲オマージュなイントロのメロディもうまくラテンな雰囲気に昇華できていて匠を感じます。 サビ前にダダダダッの3連発で盛り上げてレッツゴー! うーん盛り上げ上手! トロピカルジュース飲みながらみんなで踊り明かしたい1曲ですね。

視聴者投票第4位、おめでとうございます!

終わりに

今回は裏ということもあって、普段のコンテストに比べて参加人数は限られていました。 その分ゆっくり聴けるのは大きなメリットである一方、もっと色々なリミックスを聴きたいという欲望も生まれてしまいますね。 バランスというのは難しいものです。

自分自身のリミックスは今までの応募曲の中でトップクラスに好きな感じなんですが、やはり他と比べるとてんで敵わんなぁと思います。 チャンネル視聴者が好みそうなジャンルを学ぶか、自分の好みを貫くか、これが音楽家としての宿命……!(そんな大層な身分ではない)

エレクトロメインな「クランとリオン」チャンネル(※見解には個人差があります)ではオーケストラ系はあまり見かけませんが、賑やかしのひとつとして置いておいてくだされば幸いです。

私事で恐縮ですが、先日父が他界しまして実家の方に戻っていたため、曲の応募はそれ以前だったので間に合いましたが全曲視聴会、投票、表彰式と参加できない状態でした。 いまだ悲しみは拭えませんが、日々なんとか過ごしていきたいと思います。 仕掛中の曲もあったりするので制作していくゾ!

更新日時: